流動浸漬のパイオニアとしての技術・ノウハウ・実績は最大の強み

当社は昭和38年7月に旧西ドイツのクナプザック・グリスハイム社より国内で最初に加工技術を導入しました。
英語で言えば「Fluidized bed coating」と云い、和訳すると「流動浸漬」になります。
名は体を表すといいますが、この「流動浸漬」から「流浸工業」と銘し、様々な金属部材に付加価値向上の為プラスチックコーティングを行って参りました。
多くのお客様からのご愛顧・ご支援を頂き早いもので創業より半世紀が経過致しました。
国内での「流動浸漬のパイオニア」としてのこの実績とノウハウ、技術こそが当社の宝であり、強みだと考えます。

創業1966年、50年を超える歴史の安心感

当社は1966年の創業以来、流動浸漬法の国内パイオニアとして様々な金属部材にプラスチックコーティングを行って参りました。
プラスチックコーティングという未知の世界に飛び込み色々と試行錯誤を繰り返しながら現在に至る訳ですが、最初に携わった仕事は洗濯カゴでした。
家庭用電気式洗濯機が現在と違い洗浄しか機能が無かった時代、洗浄後の湿った衣類を手動で回す2本のローラーの中に挟み絞る事によって脱水を行っていました。
絞った後の衣類がそのまま地面に落ちてはいけないので、洗濯機の横にカゴを設けるのですが、プラスチックのカゴでは湿った衣類の重量を支える事が出来ず、また金属製のカゴでは脱水したとはいえ水分を含んだ衣類によって金属腐食を起こしてしまいます。
そこで、金属の強度と腐食しないプラスチックそれぞれの長所を活かす為にこの異なる2つの素材を流動浸漬法によってプラスチックコーティングを行い脱水用洗濯カゴが生まれたわけです。
この創業当時のエピソードの様に、我々はこれからも金属とプラスチックそれぞれの長所を活かす事で生まれる新たな付加価値の創造に挑戦し続けたいと思います。