コーティングとライニングはどうちがう?
コーティングとライニングのちがいに明確な定義はありませんが、膜厚1mm以上のものはライニング、1mm未満のものはコーティングと広く認識されています。
どんなものにでもコーティングできるの?
基本的には金属にコーティングを行いますが、コーティングする樹脂の融点以上の耐熱性を持ったものであれば加工は可能です。
防錆目的であればメッキではダメなのか?
メッキには溶融亜鉛メッキのような犠牲陽極作用を利用するものとクロムメッキのような不導態化向するものに大別されますが、犠牲陽極作用はメッキが消費されるまでの寿命に制限されます。
不導態化志向はノンピンホールが絶対条件となりその場合は高価になります。
防錆目的であればステンレス材を使用すればよいのでは?
ステンレスには各用途に応じたいろいろな材質がありますが、一般的に言って高価で加工も幾分難しい。
また酸や塩素系が存在するところでは腐食や孔食が生じることがあります。
流動浸漬法でコーティングすることによりどういった効果が生まれるのか?
他塗装と比べ厚膜でコーティングできるので非常に高い防錆力を発揮することができます。
また、絶縁特性やスベリ特性などを向上させることも可能です。
どういったところで流動浸漬製品は使用されているのか?
用途に限らずいろいろなところで採用されており、たとえば、自転車のカゴや屋外フェンス、水廻り関係や学生服のボタンなど、私たちの身近なところでたくさん使用されています。
どんな種類のコーティングができるの?
塗装膜厚は、どれ位なのか?
流動浸漬法であれば200μ~2mm程度まで(樹脂によって異なります。)静電紛体塗装ならば90μ~250μ程度までです。
樹脂はどうやって選べばいいの?
樹脂によって特性が異なります。用途やコストにあわせ当社営業スタッフがご提案させていただきます。
どんな樹脂を使っているの?
当社では主に11ナイロン、PVC(塩化ビニル)、EVOH、PE(ポリエチレン)、
などの樹脂でコーティングを行います。
各樹脂の特性や主な用途は取扱樹脂一覧をご覧ください。